- SF要素のあるラブストーリーにのめり込む
- 本当に通じ合えるのは1日だけ!?
- 2度目の方がより泣ける
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」は、美大生に通う高寿が、ある秘密を抱えた愛美と出会い、恋する姿を描いたラブストーリーです。
京都の美大生である高寿は、通学電車で見かけた愛美に一目惚れします。
勇気を振り絞って高寿が声をかけると、愛美は快く話をしてくれました。
しかし別れ際に高寿が何気なく使った言葉に、愛美はひとすじの涙を流します。
やがて2人は交際し始めるのですが、愛美には大きな秘密があって…。
全て分かってからが切ないラブストーリーです。
タイトルの意味を知った時、きっともう一度映画を見直したくなります。
■監督
三木孝浩
■キャスト
南山 高寿・・・福士 蒼汰
福寿 愛美・・・小松 菜奈
上山 正一・・・東出 昌大
林・・・山田 裕貴
南山 たかもり・・・大鷹明良
南山 えいこ・・・宮崎美子
出典:『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』映画オリジナル予告編
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」のあらすじ

冬のある日、京都の美術大学に通う南山高寿は、いつもの通学電車で文庫本を読む若い女性を見て衝撃を受ける。
言葉にできないほど女性に惹かれ、その正体が一目惚れだと気付くまでに時間はかからなかった。
この出会いを失うわけにはいかないと思いながらも高寿が動けずにいると、女性は宝ヶ池駅で下車してしまう。
その姿を見た高寿は電車を飛び出し、勇気を振り絞って女性に声をかけた。
素直に「一目惚れしました」と。
女性は笑い、福寿愛美と名乗った。
2人は駅ホームのベンチでしばらく会話を楽しんだが、時間が来た愛美が立ち上がった。
高寿が「また会えるかな」と聞くと、その一言に反応した愛美がひとすじの涙を流す。
それから愛美は「また会えるよ、また明日」と答えた。
この時、高寿はその涙の意味を知る由もなかったが、愛美の抱える秘密を知った時、全てが繋がった高寿もまた涙する。
ある制約のせいで、高寿と愛美が会えるのは、5年に一度たったの30日間だけだった…。
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」 おすすめポイント

1.SF要素のあるラブストーリー
高寿と出会った時から愛美は秘密を抱えているのですが、それは病気や身体的なことではなく、タイトルにもあるSF要素です。
ストーリーの中盤で愛美の日記によってこのSF要素が高寿にも伝わるのですが、ネタバレしてからがこの物語の本当の面白さです。
全てを知ってからより切なくなる2人の関係性、そして出会った時に愛美が流した涙の意味。
冒頭から一つたりとも無駄がないので、全てのシーンを見逃せません。
普段ラブストーリーを見ない人にも、ぜひ見ていただきたいSFラブストーリーです。
2.2人が本当に共有できる1日
上記のSF要素のせいで、2人が本当の意味で共有できるのは30日間の中でさらにたった1日だけです。
この1日が物語の折り返し地点になるのですが、全てを知った高寿は、今度は自分が初めて会った時の愛美のように振る舞う覚悟を決めます。
この時に挟まれるタイトルコールがまた秀逸です。
15日目からが映画の本当の始まりでした。
お互いのことを強く想って行動する2人の姿に、胸が締め付けられます。
映画を見ていて、テーブルに水滴が落ちたのは久々のことでした。
3.2度目の方がより泣ける
映画を最後まで見終わると、もう一度初めから見たい衝動に駆られました。
全てを知った2度目は、愛美の心情に寄り添って見ることで、より切なくなります。
もしあなたが2度目の鑑賞をしたなら、冒頭のシーンの見え方が全然違うものになっているはずです。
ちょっとした表情や会話の違和感を演じ切った小松菜奈さんが、見事の一言でした。
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」が見れる配信サービス

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」が見れる配信サービスと、各サービスの特徴をまとめました。
効率のいいサブスクの使い方
映画やドラマに関して、効率の良いサブスクの使い方も紹介しておきます。
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「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」をもっと楽しむための裏話

原作で語れらる2人の将来
映画では語られなかった原作エピソードに、2人の将来の職業についての話があります。
原作ではそれぞれの未来で、高寿はクリエイター、愛美は女優になっています。
愛美との出会いが人生に焼き付いた高寿はクリエイターに、そして最愛の高寿の前で、台本通りに演じ切った愛美が女優になるのは、2人の関係性が見えて好きなエピソードでした。
涙の流し方にも種類があると語る小松菜
小松奈菜さんは、愛美の心情を想像しながらシーンによって泣き方を変えていました。
少し目が潤んだり、思い切り泣いたり。
特に大事にされていたのが、「悲しい時に悲しいと涙を流すより、悲しい時に涙をこらえて笑っているほうがつらい」という感情です。
まさに冒頭の愛美の涙に全てが詰まっていましたね。
三木監督の小松菜奈にかける想い
「この作品の小松菜奈が一番かわいい、って言われるようにしたい」とは三木監督の言葉。
実際、小松さん演じる愛美への演出にはこだわっていて、声のトーンや仕草など、細かい指示があったそうです。
かわいらしさが足りない時は、「今のは小松菜奈だったね」などの指摘が入ることも。
誰が見ても、はっとなるかわいさの愛美は、三木監督の細かい演出と小松菜奈さんの努力によって作り上げられていったのですね。
最後に
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」いかがでしたか。
SF設定で物語に引き込まれるので、普段ラブストーリーを敬遠している人にこそ見てもらいたい作品でした。
将来に残したい名作映画です。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
コメント
初めまして。ブログランキングから来ました。
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」はまだ見ていなかったのですが、記事を読ませていただきぜひ視聴しようと思いました。
ありがとうございました。また訪問させてもらいますね。
fumiさん
コメントありがとうございます!
面白い上に心に残る映画なので、ぜひぜひ見てみてください!
記事を読んでいただき、ありがとうございました(^ o ^)