- 基本情報技術者の取り方
- CCNAの取り方
一口に資格と言っても色々ありますよね。
何を取ればいいのか、そしてどの資格が取りやすいのか。
そんなことを考えて一歩踏み出せずにいる学生も多いでしょう。
そこで今回は、大手IT企業で働いていた僕の経験を元に、就活で評価が高いIT資格を紹介します。

僕の簡単なプロフィールです。
- 1留時に3社に応募し、2社内定
- 2留が確定して内定破棄
- 2留状態の就活で30社に応募し、有名IT企業に内定
- 3年(27歳)で係長に昇進
- 6年(30歳)で課長代行に昇進
- 独立して給食会社を設立(3つの高校で食堂運営)
- 会社を譲ってITコンサルになる
重要視したのは人事評価が高いことと、勉強しやすいことです。
僕が実際にした勉強方法も記載するので、きっとお役に立てますよ。
IT系以外のおすすめ資格については以下記事をご覧ください。
- 基本情報技術者試験の価値と勉強方法
- CCNAの価値と勉強方法
留年を覆す資格①:基本情報技術者試験

国家資格の1つで、IT業界の基礎知識が付いている証明である基本情報技術者。
1969年に開設された資格です。
ネットワーク、サーバ、データベース、プログラミングの知識が網羅的に出題されます。
試験は毎年4月と10月に行われ、受験手数料は7,500円。
正答率6割で合格できます。
試験申し込みが2ヶ月前なので、その点をご注意ください。
この資格のいいところは、豊富な参考書や過去問題集が販売されていること。
合格率は2019年まで25%前後でしたが、2020年以降は約50%と大幅に上がっています。

これは試験の難易度が変わったせいではなく、コロナ禍できちんと勉強した人が多かったからと言われています。
つまり、勉強さえすれば合格できるということです。
また、コロナの影響を受けて、2020年度秋期試験からCBT(Computer Based Testing)方式という、パソコンで受ける試験方式が採用されました。
自宅での受験も可能です。

ていうか、家で受けられるならカンニングし放題なんじゃ?
と思う方もいますよね。
これはまあ…その通りです。
2020年度以降の合格率は…明記する事は避けますね。
ただし、網羅性が高い試験のため、一通り勉強しておかないと時間内に解き終わらないのも事実。
定型問題だけでなく、発想を問われる問題もありますよ。
勉強方法①参考書を読む
ゼロから勉強を始めるのであれば、まずは参考書を2回読んでください。
1週目は意味が分からなくても、なんとなくの理解で読み進めます。
そして、2週目で知識を補完します。
参考書は「柏木先生の基本情報技術者」が図解が多く、ゆるいイラストを交えて解説してくれるので、読みやすかったです。
勉強方法②問題集を解く
次は、問題集を解きながら試験問題の傾向を掴みます。
「普通の勉強法ですね?」と言われればその通りですが、ペーパー試験には反復練習が一番です。
基本情報技術者の勉強が難しいと感じる方は、下位資格のITパスポートを先に取得してください。
試験範囲は同じですが、より基礎的な内容の試験です。
基本情報技術者の前提知識が身に付きますよ。
問題集に関しては、直近の過去問と解説が付いていれば何でも良いです。
留年を覆す資格②:CCNA(Cisco Certified Network Associate)
CCNAは、海外ベンダーのCisco社が提供している資格です。
この資格を取得していると、IT業界ではネットワークの基礎知識があると評価されます。
試験は年中開催しており、受験手数料は33,600円(税抜き)。

え!? 高っ!?
と思うかもしれませんね。
実際、安くはありません。
その分、他の学生と差別化できる上に、この資格はIT業界を目指すならかなり有利です。
CCNAは正答率8割で合格できます。
基本情報技術者と比べると一般的な知名度は下がりますが、IT業界で知らない人は完全に「もぐり」。
何故なら現場で使うネットワーク機器は、ほとんどCisco社製だからです。
実戦的な資格なので、実務で役立つ知識と面接官も見ます。
試験内容も、業務用ルーターの設定やネットワーク構成についてです。
CCNAを座学だけで取得するのはかなり厳しいです。
そのため、過去問題や実機エミュレーターを操作できるサイトをおすすめします。
Ping-t、9tut、クラムメディア、とCCNAに対応したサイトはこの辺りがメジャーですね。
サイト名 | ping-t | 9tut | クラムメディア |
問題数 | 915 | 270 | 160 |
エミュレーター対応 | 〇 | × | × |
試験と模擬問題の一致 | ◎ | ◎ | 〇 |
QA対応 | 〇 | 〇 | △ |
月額料金 | 2400円 | 2000円 | 6000円 |
「Ping-t」は問題数も豊富で、なにより実機エミュレーターが使えます。
「9tut」が問題的中率が凄いのですが、英語のみしか対応していません。
Google翻訳で乗り切れるならいいですが、分からないことを学ぶのに、分からない英語は避けた方が無難かと。
「クラムメディア」は幅広い資格に対応している分、内容量に対して少し割高な印象です。
おすすめは「Ping-t」です。
CCNAは決して安い料金ではないので、いずれかのサイトに登録して、しっかり勉強して挑みましょう。
勉強方法①参考書を読む
模擬問題、エミュレーター操作は「Ping-t」を推奨しますが、基礎知識を得るには参考書を使ってください。
Ping-tは模擬問題がメインなので、ゼロから始めるにはハードルが高いです。
参考書を読みながら、Ping-tの問題を解いて知識を補完していくと良いでしょう。
また、CCNAは2020年2月24日に試験範囲が改定されたので、それ以降の参考書を購入してください。
自分が読み易いと思えるものなら、どの本でも構いません。
勉強方法②エミュレーターを触ってみる
Ping-tに登録すると、下の画像のように実機エミュレーターを使う事が出来ます。
試験では、実際にルーター同士のネットワーク設定をする問題が出ます。
実機エミュレーターで基本的な操作に慣れ、コマンドの意味を理解しておきましょう。

勉強方法③予想問題を解く
ネットワークに慣れてきたら、いよいよ予想問題1000本ノックです。
Ping-tのサイトでは、915問の問題のうち60~70問がランダムに出題されます。
問題ごとに、解説も確認できますよ。
そして、予想問題がそのまま試験に出題されることが多いです。
合格ラインが正答率8割なので、確実に合格するために正答率9割以上を目指して勉強しましょう。
僕は予想問題の正答率を98%にしてから試験に挑みました。
最後に
今回は「基本情報技術者試験」、「CCNA」を紹介しました。
勉強する順番は基本情報技術者試験を先にし、ネットワークの基礎知識が付いてから、CCNAの勉強に手を着けると理解が早いです。
この記事が参考になりましたら幸いです。

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