突然ですが、心が折れた経験はありますか?
恋人に振られた時、友達に裏切られた時、挑戦して敗れた時、理由は様々かと思いますが、心が折れる、というか心が砕ける瞬間ってありますよね。
こんな時、周りに攻撃的な人がいると、こう言われることもあるかもしれません。
「そんなことで?」
「だから言ったのに」
「心弱いね」
自分が弱っている時って、こういった台詞に、より心を痛めますよね。
自分が今対面している問題は、心が強ければ平気だったのか?
そんなことを考えるかもしれません。
では、心はどうやって強くなるのか。
逆境を意志の力だけで乗り越えた時でしょうか?
もちろん、そういう心の鍛え方もあるでしょう。
しかしこの方法は、アスリート並みにストイックな心の鍛え方だと思うのですよ。どんなに辛い状況でも正気を保って乗り越える。
こんなことをずっと続けていたら、人の心はいつか壊れます。体と一緒で、無理をし続けた心はいつか故障してしまうからです。
そこで、逆境を乗り越える以外に心が強くなる瞬間について、僕の経験を踏まえて書いていきたいと思います。

僕の簡単なプロフィールです。
- 1留時に3社に応募し、2社内定
- 2留が確定して内定破棄
- 2留状態の就活で30社に応募し、有名IT企業に内定
- 3年(27歳)で係長に昇進
- 6年(30歳)で課長代行に昇進
- 独立して給食会社を設立
- 3つの高校で食堂運営しつつIT事業を展開
これは経験則ですが、多くの人が知らず知らずのうちにやっている心を強くする方法だと思うので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
これを知っているか知らないかで、辛い時期を乗り越えやすくなるかと思います。
- 心が折れるのはどんな時
- 心が強くなる本当の瞬間
心が折れる瞬間
まず初めに、心が折れる瞬間はどんな時でしょうか?
僕の場合は、以下のような時でした。
- 小学生の時に友達にオモチャを盗まれる。
- 両親が大学生初年度に別居開始。
- 100%自分のせいで大学を2度留年。内定が無い内定に。
- 社会人3年目、鬼のパワハラ上司に当たり、怒涛のパワハラ攻撃を受ける。
- 事業を始めて、色々な人が自分から離れていく時期。
- 事業に失敗して借金100万。
- 友人に貸して返って来ないお金100万。
- 両親に紹介済の彼女に自分のせいで「これは決定事項です」と言って振られる。
他にも色々ありますが、書ける範囲でピックアップするとこんなとこですね。
これら全ての時に、僕の心は粉々に砕けました。そして、心が折れるのは弱いことだと思い込み、無理やり前を向こうとして、結果的に負のループにはまりました。
心が強い、弱いって言葉がありますよね?
だから、何かあった時に後ろを向くのが「心は弱い事」だと思い込んでいたのです。
そして、問題から目を反らしたり、逃げたら心は強くなれないと思っていました。
でも、今なら分かります。この考え方は一方で合っていて、一方で間違っていました。
心が強くなる方法は一つではないから。
結論から言うと、心の強さの本質は、どれだけの経験を乗り越えたかという一点で決まります。
この経験に対する乗り越え方は、立ち向かうだけではなかったのです。
では、心はどうやって強くなるのか?
それを次章に書いていきます。
心が強くなる瞬間

心が強くなった。と言うと、理不尽に抗って乗り越えたり、他者の攻撃に耐えたり、そういった正面から乗り越える心の強さをイメージする人が多いと思います。
でも、本当にそれだけでしょうか?
失恋や友達とのいざこざ、働き始めてからは上司の圧や職場の理不尽、そして病気や怪我。
きっと、みんな色々なことを経験しているはずです。誰もが少なからず傷ついて生きています。
でも、その時、「これを乗り越えるんだー」と正面から戦い続けていたでしょうか。
辛い経験をした時、自分の心の弱さに腹立ち、自己啓発本を読み漁り、瞑想のような手段で己を見つめ、心の右ストレートで全ての経験をねじ伏せてきたでしょうか。
時には現実から目を反らしたり、相手と距離を取ったり、会社をサボってみたり、お酒に溺れてみたり、そういった対応をした人も多いのではないでしょうか。
でもそれも、心を強くする方法の一つなのです。
現実から逃げる時があってもいいんです。どうしてもくじけそうな時にいったん距離を取るのは、心の悲鳴を聞いてあげれているからです。
どんなRPGゲームでも戦闘中のコマンドに「逃げる」ってありますよね?例えばMPがゼロで強敵と対面した時、全滅するぐらいなら逃げるのも一つの手です。
宿屋で体力を全回復させたなら、きっとその強敵とも戦えるからです。

そして、そうやって心を癒す期間のうちに、実は心は勝手に強くなっています。
これは深く傷ついた時の僕の従兄弟の台詞です。
「人の心って折れるけど、骨とかと同じようにまたくっつくんだよね。太くなってさ」
この言葉は未だに僕の座右の銘にもなっている言葉です。戦うしか心を強くする方法がないと思い込んでいた当時の僕には、霧を晴らすほど衝撃的な言葉でした。
人の心には、治ろうとする強さがあるのです。
一度折れたり、粉々になった心は、そのままずっと砕けているわけではありません。
時間はかかるかもしれませんが、ゆっくりと、そして確実に、元の心に戻ろうとします。
そして心が回復した時、「一度経験したから、次は今回ほどダメージを受けないだろう」と思えるはずです。
辛い経験をすると、心は一度砕けて、より強く復活するのです。
だから、その経験は絶対に間違っていません。

僕も色々なことがありました。自分の心が複雑粉砕骨折し、現実逃避でお酒に溺れ、無益に日々を過ごした時期もあります。
でも、そんな生活の中で少しずつ前を向き始め、行動し、立ち直った時。自分の心のキャパシティがはるかに増えていると気付きました。
ショックやトラウマと無理に向き合い続けるだけが正解ではなかった。
辛い現実から逃げた時、目を反らした時。そんな時でも、心は強くなっていて再び立ち上がる機会を待っていました。
だから、今辛いことから逃げる選択肢を取っている人は、そのことで自分を責める必要はありません。でも、自分がどう生きたいかを考えてみてください。
何故なら、前を向いて動き始めた時に、初めて経験が無駄ではなくなるからです。
そして前を向けたなら、一歩足を踏み出してみてください。
これからは、心も時間も、自分が本当に大事な人のためにこそ使いましょう。一部の自分を攻撃してくる人たちのせいで、自分が何も出来なくなる必要なんてないです。
従兄弟の台詞をそのまま使います。
骨と同じように、心は折れてもより強くくっつきます。
心のままに生きましょう。
最後に
今回は心の有り様について記載しました。
- 様々な理由で心は砕けるが、その経験は無駄ではない。
- 心は辛い経験をするだけでも、回復した時に強くなっている。
- 全ての経験は無駄ではない。
自分の可能性は努力次第でどこまででも広がります。
最後まで、自分だけは自分を信じていきましょう。

それでも気分が落ちる時は映画がおすすめです!
留年生におすすめの、どん底からのサクセスストーリーを以下記事にまとめています。
気分を変えたい時にぜひご覧ください。
ここまで読んでくださって、ありがとうごしざいました。
コメント