留年をすると、人生最大の後悔に襲われますよね。
「…なんてことをしてしまったんだ」
「…もう後がない。変わらないと」
そう思うのに、ショックが大きすぎて体が動かず、全くやる気が出ない状態になることも。
この状態になると最悪で、頭では変わろうと思っているのに、実際に動けていない自分に嫌気が差し、負のループにハマります。
そこで今回は、人が変わろることの大変さと、やる気が出ないメカニズムをお伝えします。

僕の簡単なプロフィールです。
- 1留時に3社に応募し、2社内定
- 2留が確定して内定破棄
- 2留状態の就活で30社に応募し、有名IT企業に内定
- 3年(27歳)で係長に昇進
- 6年(30歳)で課長代行に昇進
- 独立して給食会社を設立(3つの高校で食堂運営)
- 会社を譲ってITコンサルになる
この記事を読めば、今あなたが抱えているストレスが軽減できますよ。
知ることは、変わることの第一歩。
それでは、心の仕組みについてお伝えします。
- 意識と無意識。人が変われない事には理由がある
- やる気が無くなるメカニズムがある
- 習慣化で解決出来る
留年して変わろうと思っても、なかなか変われない理由

意識と無意識という言葉を聞いたことがありますよね。
意識は実際に自分が「こうしよう」と思っている意思の領域。
そして無意識は意思とは関係なく、欲求や今までの行動で構成されています。
意識しなくても普段の癖は出るし、お腹も空けば、息も吸いますよね。
オートで反応してくれる領域が無意識です。
では、人の生活の中で意識と無意識はどのくらいの割合で影響するのでしょう。
歴代の脳科学者たちが、放題な研究データを元に算出した値があります。
数字だけではイメージしずらいので、意識と無意識を、自分の中に住んでいる小人だと思ってください。
あなたの頭の中には、意識の小人と無意識の小人が一緒に住んでいる街があります。
街には自分の意志で動いてくれる意識の小人が、100人住んでいます。
では、無意識の小人は何人住んでいると思いますか。
答えは、15,000人です。
人の脳は、90%以上が無意識に支配されています。

街に住んでいる15,000人の小人たちは非常に保守的です。
街に変化が起こることを嫌い、「今までの生活でいいじゃん!」と反対運動を起こします。
ここで言う反対運動とは、一切協力的に動かないことです。
100人の小人達だけで無意識の集団15,000人を動かすには、とんでもなくパワーがいります。
なんとなくイメージは掴めましたか。
人がなかなか変われない理由がここにあります。
人間は本質的に変化をとても嫌うのです。
意思だけで何かを変えるのは非常に難しい。
意志を持って何かする時、100人の小人たちは必死に動いています。
でも、15,000人の小人たちは全く動きません。
結果として、自分の身体は何も動いていないのです。
小人が全員動かないと、現実は何も変わっていません。
やっているつもりなのに、人からはそう見られてない、というギャップがここで生まれます。
子供のころ、そろそろ勉強しようと思いながら漫画を読んでいると、
「そろそろ勉強しなさい!」と親に言われ、
「今やろうと思ってたのに!!」と怒った経験がありませんか。
これはまさに、100人の小人達がやる気になっているのに、15000人の小人達が全く動いていない状態です。
客観的に見れば、ゲームをしている子供に親が怒るのも分かります。
でも、つい反発してしまうのです。
自分では意識した時点でやっているつもりだからです。
人が変わるのは難しいということを、まずは認識しましょう。

人の意志は存外弱いって事ですね。
留年してやる気が無くなるメカニズム

しなければ思考
やろうと思うのに、やる気が出ない状態が続く時、こんなことを思っていませんか。
「~しなければ」
この言葉は、自分で思っているだけでも、やらされている感が強い言葉です。
人は他人からの強制に強いストレスを感じます。
「~しなければ」は、自分の人生がやらされているものだと思ってしまう悪魔の言葉です。
この考え方では、どんどんやる気が削がれて気力が無くなります。
そこで、リフレーミング(言い換え)を使いましょう。
「~しなければ」を「~しよう」に言い換えるのです。

要するに、物は言いようです。
「痩せなきゃ!」と思う人と、「痩せたい!」と思う人。
結果は想像がつきますよね。
自分の人生は自分のもの。
主体性を持って望めば、それは形になりますよ。
無気力からくる先送り癖
やる気が出ない理由のもう一つが、無気力状態からの先送り癖です。
やらなければいけない事を後回しにすると、「ぷよぷよ」のオジャマぷよのように積み重なり、やがて全てのやる気を削ぎます。
常に満員電車の中にいる、と言えば伝わるでしょうか。

掃除や洗濯、公共料金の支払いやメールの返信。
一つ一つはとても小さなやることです。
しかしやり残しが溜まると、人の心は大きく影響を受けます。
頭がその事を忘れていても、心はずっと覚えているからです。
一つのWifiを、ものすごい大勢で使う状況を想像してください。
当然、通信速度は落ちます。
これでは本来の力は発揮できません。
この状態を脱するには、やるべきことを書き出し、小さなことから消化すると効果的です。
書き出すという行為は、頭を整理する一番の近道ですよ。
マンネリ化した毎日
無気力状態だと、どうしても毎日が同じことの繰り返しになります。
けれどその生活パターンは、大いに脳をバグらせます。
必要なのは変化です。
たとえ億劫でも、少しずつ生活を変えれば、結果的に自分が楽になります。
僕がSE時代に先輩に教わった教訓に、「まずは1分でもいいから手をつけてみろ」という言葉があります。
一度始めてしまえば、途中でやめることの方が難しくなります。
やる気が出るのを待つのではなく、まずは最初の一歩を踏み出すことが肝心です。
留年した自分が変わるためにやるべきこと。習慣化について。

変れない自分を変える方法は一つ。
習慣化です。
変ろうと思っても変れない理由として、意識の中に住んでいる100人の小人と、15,000人の小人の話をしました。
実は、この15,000人の小人を動かす方法が習慣化です。
車の運転を思い浮かべてください。
初めは考えながら運転するはずです。
「右に曲がる時にハンドルを右に回して…」
「バックのサイドミラーとバックミラーを見て…」
しかし運転に慣れたら、そんなこと考えませんよね。
ほとんど無意識で車を運転できます。
無意識の小人は経験を積むと、その動きを勝手にしてくれるのです。
無意識に仕事を任せられると、意識の小人たちは別の仕事にエネルギーを使えます。
運転で必要なのは何でしょう。
慣れです。
習慣化とはつまり、身体を慣れさせる行為。
何かを変えたいなら、無理やりでも続けることです。
人は原価を拒む生き物なので、最初はとてもエネルギーが必要でしょう。
しかし習慣になれば、無意識に続けられます。
「やらないと落ち着かない」という言葉が正にこれですね。
地道に続けることだけが、自分の人生を変える正道です。
まとめ
今回は意識と無意識、習慣化についてお伝えしました。
- 人は行動の90%を無意識に支配されている
- 「やりたい」と思うことが行動を変える秘訣
- 習慣化すれば、自分を変えられる
継続は力なり。
この記事で、皆様の人生が良い方向に進むと嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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