- どんな環境でも希望を見い出す
- 知識と経験で理不尽を覆す
- 継続という力でどん底から人生逆転
映画「ショーシャンクの空に」をご存知でしょうか。
1994年に公開された映画ながら、今でも根強いファンがいる不朽の名作です。
映画の冒頭で主人公のアンディは、無実の罪でショーシャンク刑務所に投獄されます。
暴力的な囚人と看守に囲まれながらも、アンディは決して希望を捨てずに現実を変えていき、最後にはとうとう…。
この映画を見ればあなたも、どんな状況でも希望はあると思えるはず。
獄中の心揺さぶる人間ドラマや、クライマックスに向けた爽快感は他の映画で類を見ません。
人生で一度は必ず見ておきたいヒューマン映画です。
■監督
フランク・ダラボン
■キャスト
アンディ・デュフレーン・・・ティム・ロビンス
エリス・ボイド・”レッド”・レディング・・・モーガン・フリーマン
ヘイウッド・・・ウィリアム・サドラー
サミュエル・ノートン・・・ボブ・ガントン
バイロン・ハドリー・・・クランシー・ブラウン
トミー・ウィリアムズ・・・ギル・ベローズ
ブルックス・ヘイトレン・・・ジェームズ・ホイットモア
ボグズ・ダイアモンド・・・マーク・ロルストン
「ショーシャンクの空に」のあらすじ

若くして銀行の副頭取を務めるアンディは、ある日突然、身に覚えのない罪で警察に捕まった。
無実の訴えも空しく、アンディはショーシャンク刑務所に服役することに。
刑務所の中では暴力的な看守や受刑者など、アンディが人生で関わるはずのなかった人々に囲まれる。
獄中で無実を訴え続けるアンディは、次第に刑務所内でも孤立していった。
そんなある日、アンディは囚人たちから「調達屋」と呼ばれるレッドに出会う。
アンディが趣味の彫刻のために小さなロックハンマーを注文したことで、二人は親交を深めていく。
服役から2年が経った頃、アンディは受刑者たちと屋根の修理作業に参加していた。
刑務官ハドリーの遺産相続の悩みを耳にしたアンディは、元銀行員の知識を活かしてその問題を解決してみせた。
その報酬として、アンディは作業仲間たちに冷えたビールを要求する。
この日仲間たちと屋上でビールを飲み交わした瞬間から、ショーシャンク刑務所の雰囲気は変わり始めた。
アンディは受刑者や刑務官から一目おかれ、裏金をプールしたい署長の右腕として、経理を担当するようになる。
刑務所内で一定の権利を得たアンディ。
受刑者の環境を良くしようと図書室の本を充実させ、そこで更生を願う若者トミーと出会う。
トミーの勉強を手伝いながら、ふとした会話をきっかけにアンディは衝撃の事実を知る。
トミーはアンディの冤罪の証拠を知る人物だった…。
「ショーシャンクの空に」おすすめポイント

1.希望の種は既にあった
獄中でアンディは「調達屋」レッドと出会い、小さなロックハンマーを購入します。
このたった一つのロックハンマーから、壮大な脱獄計画は始まっていました。
常人にはまず不可能な途方もない方法を、アンディは見事に成功させます。
理不尽に追い込まれた環境で、耐え難い目にあっても決して希望を捨てなかったアンディ。
脱獄シーンでは、今までの抑うつとした気分が全て晴れる爽快感と、「あの時から計画が始まっていたのか」という感慨深さを味わえます。
今どんな環境にいても、希望を持って行動し続ければ未来を変えられる。
そう強く思えます。
2.知識と経験は裏切らない
無実の罪をなすりつけられ、一瞬で全てを失ったように見えたアンディですが、知識と経験だけは残っていました。
作中でアンディは、元銀行員の知識を活かして刑務所内の環境を大きく変えます。
若くして副頭取になったアンディの手腕が、銀行ではなく獄中で発揮されるところが面白い。
地位や財産を失っても、今までの経験は裏切らないと思える展開でした。
3.継続だけが力なり
映画を通して感じるのは、アンディの継続力の凄まじさです。
アンディの脱獄方法は、決して特別な経験や知識がいる方法ではありません。
ただひたすらに長い年月をかけて、小さな努力を繰り返すだけです。
「点滴岩を穿つ」という言葉があります。
小さな水滴でも、長く落ち続ければ石に穴を開けられるという継続の力を説いた言葉です。
それが出来たから、アンディは自由を手に入れました。
しかし実際に、水滴が岩を穿つと信じて行動できる人がどれだけいるでしょう。
長く時間がかかるルートを選んで脱獄を成功させたアンディの姿には、必ず勇気がもらえます。
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「ショーシャンクの空に」をもっと楽しむための裏話

原作者スティーブン・キングは報酬を受け取らなかった
映画「ショーシャンクの空に」の原作小説「刑務所のリタ・ヘイワース」を書いたスティーブン・キングは、映画化にあたりフランク・ダラボン監督に権利を売りました。
報酬として受け取った小切手は額に飾られたまま一度も現金化されず、最終的にはフランク・ダラボン監督に返却されたそうです。
モーガン・フリーマンは9時間ボールを投げ続けた
映画序盤でアンディがキャッチボールをしているレッドに話しかけるシーンは、OKが出るまで9時間かかったそうです。
その間、レッド役のモーガン・フリーマンは文句ひとつ言わずにボールを投げ続けました。
アンディとレッドの出会いとなるシーンですから、監督のこだわりもあったのでしょう。
この事実を知ってから映画を見直すと、ひときわ感慨深いシーンに見えます。
ロックハンマーを隠していた聖書のページは「脱走」
アンディは脱獄に使うロックハンマーを、聖書のページをくり抜いて隠していました。
クライマックスシーン、そのことに気付いた看守が開いていたページのタイトルが「EXODUS」。
すなわち「脱走」でした。
最後に
「ショーシャンクの空に」いかがでしたか。
自分がどん底にいる時や、理不尽な目にあった時、何度も見返している名作です。
この機会に知っていただけたら嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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